当院では、歯周病を最短1週間~10日で根治させる歯周内科治療を行っています。歯周病は日本人の約8割もの人がかかっているといわれており、その原因となる歯周病菌は約20種類存在します。その中でも最も悪影響を及ぼす5種類の歯周病菌を検査し、特定した上で治療を行っていきます。歯周病は、お口の中だけの病気と思われている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、糖尿病や動脈硬化など、メタボリックシンドロームと関係のある病気と深く影響しあっていることがわかっており、生活習慣病をはじめ、心疾患や脳卒中、高血圧など全身の病気との関連があります。
お薬を使って歯周病を改善していく最新の方法です。通常の歯周病治療としては歯石の除去や歯磨き指導があり、場合によっては歯茎を切開して中をお掃除する処置が行われることがあります。しかし、お口の中に細菌が繁殖しやすい環境がそのまま維持されているため、再発を繰り返してしまいます。歯周内科治療では、歯周病の原因菌が住みつきにくい環境を作り、身体の内側から一気に菌を攻撃します。なので短期間に確実に細菌を死滅させることができます。 このような方は当院の歯周内科治療を受診されてはいかがでしょうか。
位相差顕微鏡検査 / PCR検査(歯周病原因菌DNA検査)
お口の中の歯垢(プラーク)を少し採取し、それを顕微鏡にて菌の活動性、歯周病菌の存在、量を確認します。どの歯周病菌がどれくらいお口の中にいるのか歯周病菌の種類、数を検査していきます。 (60分)
検査によってわかった細菌の状態から歯周病治療において内科的にお薬が必要かどうか診断します。お口の中の細菌を見てみましょう。(60分)
診断結果を元に治療計画を立てて必要に応じたお薬を処方します。使用するお薬は内服として歯周病菌に有効な抗菌薬と歯磨剤として抗真菌薬を処方します。投薬後、歯周ポケット検査、顕微鏡検査を行い、歯石を除去していきます。来院は個人差はありますが2~3回来院して頂きます。(最短1週間~10日)
治療後、歯周病菌が減ったことを再度、顕微鏡を使用して確認し、PCR検査にてお口の中の歯周病菌の数値を検査します。
PCR検査後の結果によって歯周病菌の状態が改善されたのを確認して顕微鏡と歯周ポケット検査を再度行い治癒を確認します。良くなったお口の中の環境を長く維持させるために1カ月~3カ月ごとの定期検診とクリーニングをお勧めします。なお、歯周内科治療は自費診療となります。治療後のメンテナンスは保険適用となります。